田母神前空幕長問題に対する防衛省の対応について
11/11/08 10:29
11月4日、過去の侵略戦争を正当化した論文を発表し更迭された田母神前空幕長の問題に関し、浜田防衛大臣以下の処分が発表されました。
田母神氏の論文は、日本は「日中戦争に引きずり込まれた被害者」であり、「我が国が侵略国家だったなどというのは正に濡れ衣である」という内容のものです。しかし、麻生総理は10月2日の国会において「侵略によってアジア諸国の人々に多大の損害と苦痛を与えた」とする村上談話を踏襲すると答弁しており、田母神氏の論文は明らかに政府見解に反します。
また、田母神氏は本年4月の名古屋高裁における航空自衛隊のイラク派遣に対する違憲判決についての会見において「そんなの関係ねえ」という不適切な発言をしています。
空幕長という重責にある者が公然と政府見解と異なる見解を発表したということは、文民統制を揺るがす重大な問題であり、その軽率な言動により我が国が被った外交上の損失は計り知れません。
田母神氏の事情聴取もしないまま定年退職とした防衛省の対応は、問題の解決に蓋をするためではないかとの疑念を抱かざるを得ません。民主党は、参考人招致により防衛省・自衛隊の責任の所在を明らかにしていきます。