「消えた年金」隠しの会期延長
25/06/07 20:49
国会の会期を7月5日まで12日間延長することが、与党の賛成多数で決まりました。通常国会の会期は国政全般を効率的に運営するため、国会法で150日間と定められています。なぜ会期末になって慌てて「国家公務員法改正案」(天下りバンク法案)を出してきたのでしょう。重要法案であれば本来、もっと早く提出するべきでした。政府与党内の抵抗勢力の調整に手間取った責任を会期延長という形で国会運営に押しつけるのは本末転倒、責任転嫁です。
また、この会期延長によって参議院選挙の投票日が1週間遅れて7月29日となりました。当初の22日を目指して準備を進めていた関係者への影響は計り知れません。そのコストは膨大なものであり、一説によると15億円にものぼるとも言われています。税金の無駄遣い、資源の無駄遣いだとの批判は免れません。
今回の会期延長は参議院選挙での年金問題等をめぐる与党への逆風を少しでも和らげようとする狙いが透けて見えます。「消えた年金」の問題のようなくさいものに蓋をして社会保険庁の責任をうやむやにし、かえって天下りを推進し、公認するためだけの法案を参議院で強引に成立させようとしています。
今国会は安倍政権の強権政治がまかり通った国会でした。衆議院の各委員会で委員長が職権で開催した委員会が48回、委員会での強行採決が14回、本会議での強行採決が6回を数えます。まさに数の力に任せた横暴な政治は国民の皆さんから見てもあきれるばかりではないでしょうか。
このような姑息で横暴な今の与党政治としっかり対峙し、来る参議院議員選挙を闘い抜きます。