第114回IPU国際会議に参加して.2「日本の代表としてスピーチ」
日本の代表としてスピーチ
会議は5月7日から始まり、世界143ヶ国の国会議員が「平和、安全保障」「環境」「女性の人権問題」「アフリカの開発」「エイズと子供」など様々なテーマについて討論を行いました。
まず、ノーベル平和賞受賞者でケニアの環境副大臣でもあるワンガリ・マータイ女史の講演で「もったいない」キャンペーンを展開し、日本古来のモノを大切にしようという精神が世界に広められていることを知り大変感激しました。私は「天然資源の管理に対する女性の貢献」というテーマで発言し、「女性を重労働から解放し等しく教育の機会、就労の機会を得るよう、また意思決定の場により多くの女性が参加できるようあらゆる措置を取るべきだ」と発言しました。
日本にいると「水不足」という感覚が理解できませんが、世界は大変な水不足が起こっています。アフリカでは最大の問題といってよいでしょう。葉っぱについたわずかな水滴をバケツに集める涙ぐましい努力は私たち日本人にとって想像もできないことです。水くみ、水の管理は女性の仕事であり、生活の場と水場を一日も何往復し数十キロの道のりを何時間も歩くことが日課になっています。
そのため、小さな女児も学校に行く機会がなく、女性には教育や就労の機会が与えられません。私は、「日本はODAによる給水施設の建設や技術者の養成に取組んでおり、その結果、村の女性が水くみ労働から解放され村の識字教室に通えるようになったり、流産や皮膚病が激減した」ことなど具体的な事例を挙げました。
また、「女性の人権をめぐる問題」について発言し、女性や少女に対する暴力の根絶に向けて各国がより一層強力に取組むべきと訴えました。様々な慣習、伝統、宗教的な理由によるものもありますが、女性器の切除、性的搾取、乳児殺し、強制婚、人身売買、レイプ、拷問はあとを絶ちません。国際的に人身売買されている女性は年間200万人にも上り、そのほとんどが貧困家庭出身者、政情不安にさらされている地域の女性たちです。
「女性に対するあらゆる差別と人権侵害をなくし、女性の経済的な自立を促していくために各国議会が協力して具体的な立法などに取組む」ことを誓い合いました。かく言う日本でも家庭内暴力や虐待、DV、売春、買春など女性の人権を踏みにじる事件が増えていることに対し、もっと真剣に取組んでいかなければなりません。

日本を代表して会議で女性の人権問題などについて発言
モンゴル代表団
フィジーの団長と昼食会
日本訪問団の団長、自民党の谷津義男先生(右)。左は民主党の鈴木克昌衆議院議員
ナイロビの日本料理店で食べた「天ぷら」の味は忘れられません。
韓国のユ・ジュゴン(柳在鍵)議員はIPU会議のベテランでした。
各国の議員と交流を深めました。
