新潟県第四区 衆議院議員 菊田まきこ公式サイト

東ティモールでラモス・ホルダ大統領、ダ・コスタ外務大臣と会談

2011年8月9日(火)

 東ティモール訪問のため午前11時のフライトで成田を出発しました。日本からは直行便がないため、今日はバリ島のデンパサールで一泊です。

 日本よりも涼しく、平均気温は一年を通じて27度前後。湿気がないのでとても過ぎしやすいです。観光地として発展しており大勢の日本人の姿を見かけました。バリにおける観光客数は1位がオーストラリア、2位が日本で昨年一年間で約25万人がバリを訪れています。最近では中国人観光客も増え約20万人で3位になっています。また、観光だけでなく様々な国際会議が開催されています。

 バリの住民の生業は農業と畜産で、米の年間生産量は約53万トン。稲作の他にはコーヒー、バニラなどが多く栽培されています。また、舞踏、音楽、織物、絵画など芸術に従事する人も多く芸術や美術も大変盛んです。

 市内に大変多くのコンビニがあるのには驚きました。感覚から言うと日本よりも多い感じ。あっという間にコンビニ文化が広がったそうです。それにしても、青い海と空が綺麗。心が癒されました。

日本との時差は1時間。17:30にデンパサールに到着しました。
日本との時差は1時間。17:30にデンパサールに到着しました。

なぜか
?砂浜に牛がいました。
なぜか?砂浜に牛がいました。

ヒンドゥー教はバリの人々の日常生活に欠かせないものであり、祭礼、道徳教育、礼儀の実践に根付いています。
ヒンドゥー教はバリの人々の日常生活に欠かせないものであり、祭礼、道徳教育、礼儀の実践に根付いています。

美しく広がるマリンブルーの海に魅せられて毎年多くの日本人観光客がバリを訪れています。
美しく広がるマリンブルーの海に魅せられて毎年多くの日本人観光客がバリを訪れています。

20118月10日(水)

 朝10時過ぎデンパサールを出発し、午後1時過ぎに東ティモールのディリに到着しました。

 ホテルにチェックインしたあと、さっそく大統領府を訪ねラモス・ホルダ大統領と会談しました。大統領は、東ティモール独立革命戦線の創設に関わり、96年にはノーベル平和賞を受賞、訪日暦は8回あります。

 東日本大震災発生後、大統領自ら全国民に呼びかけ日本人のために哀悼を捧げて頂いたことや人口100万人の東ティモールにとって大金である100万ドルもの義捐金を寄付して頂いたことに、私から感謝の言葉を述べさせて頂きました。

 来年は日本・東ティモール外交樹立10周年という記念の年を迎えます。民主主義、人権といった価値観を共有する国として二国間関係をさらに強化・深化させたいと確認し合いました。

 また、大統領から、米国の債務上限引き上げ問題、米国の財政赤字、欧州の金融危機など国際通貨危機に関して問題提起と深刻な危機感が示されました。日本としてこの問題にどう対処しているかを説明し、引き続き日本政府は国際社会と連携しながら責任を果たしていくとお伝えしました。

 大統領表敬のあとは、外務省(中国の無償支援で建設)を訪問し、ダ・コスタ外務大臣と1時間会談を行いました。来年、大統領選挙と国民議会選挙が行われ、UNMIT(アンミット:国連東ティモール総合ミッション)の撤収も予定されており、東ティモールにとっては極めて重要な節目の年となるので、選挙が平和裏に実施されるよう求めました。また、わが国は東ティモールが重視するASEANへの加盟を引き続き支持することを表明しました。

 外務大臣との会談後は現地プレスのぶら下がり取材。その後、日本大使館を訪問し、厳しい環境の中、日本の国益と東ティモールの和平・安定・発展のために日夜奮闘されている全職員を激励しました。

 17時半〜アミーラ・ハク国連事務総長特別代表兼UNMIT代表と1時間会談。ハク代表の右腕として5人の邦人職員が活躍していること、UNMITに対する日本の貢献への謝意、UNMITの出口戦略について説明がありました。

 19時〜当地で活躍している国連、NGO、JICAなど邦人のみなさんと懇談。「ここに来て初めて、食べる物があり寝る所がある当たり前の生活がどんなに幸せだったか気づいた」「新しい国づくりに関わる面白さと責任の重さを感じている」「10代で出産する女性が多いが、栄養不足や独特な慣習により命を落とす女性が後を絶たない」いろんな苦労話をお聞きしました。

 サラリーマン生活を止めてJICAで働いている男性。マラリアに3回かかった女性も。強い意志で人々の中に飛び込み、現地の生活に溶け込み、人々とともに泣き、笑い、喜びも悲しみも分かち合っています。彼らの活躍は日本にとって大きな誇りだと思いました。

ディリ空港に到着。気温は30℃前後ですが、日射しが強いのでとても暑く感じました。
ディリ空港に到着。気温は30℃前後ですが、日射しが強いのでとても暑く感じました。

まる裸で泳ぐ現地の子どもたち。小中学校は義務教育ですが現実には学校に行っていない子も多くいます。
まる裸で泳ぐ現地の子どもたち。小中学校は義務教育ですが現実には学校に行っていない子も多くいます。

ラモス・ホルダ大統領とは約40分間会談を行いました。
ラモス・ホルダ大統領とは約40分間会談を行いました。

ダ・コスタ外務大臣は非常に紳士的で素敵な方でした。
ダ・コスタ外務大臣は非常に紳士的で素敵な方でした。

日本大使館の職員を激励訪問。現地のティモール人職員もよく頑張っています。
日本大使館の職員を激励訪問。現地のティモール人職員もよく頑張っています。

アミーラ・ハク女史はバングラディシュ人です。情熱的で、親切で、ユーモアにあふれた女性でした。
アミーラ・ハク女史はバングラディシュ人です。情熱的で、親切で、ユーモアにあふれた女性でした。

日本大使公邸で現地で活躍する日本人と懇談しました。
日本大使公邸で現地で活躍する日本人と懇談しました。

2011811()

 東ティモール2日目。朝9時〜民主的な国政選挙による平和構築計画の署名式典に出席しました。来年の大統領選挙と国民議会選挙を支援するため、日本政府はUNDPを通じて東ティモール選挙管理局に約166万ドルを供与します。

 10時〜日本政府が無償案件として支援しているベモス・ディリ浄水場を視察。安全な水にアクセスできないため疾患や病気になる人々が多くまさに命の水です。日本政府は水道技術者の養成にも力を入れています。炎天下のなか日本企業が頑張っておられました。

 11時〜NGO「バ・フトゥル」を視察。長い間の紛争により傷ついた子供たちへの平和教育、情操教育、語学、アート研修など様々な活動を通して青少年育成を行っているNGOです。日本は草の根無償資金協力で教室建設を援助しました。

 子供たちは「大きな栗の木の下で」を日本語で歌って私たちを歓迎してくれました。中学生の年齢の子供でも小学生にしか見えず、日本の児童に比べると一回りも二回りも細く小さな体型です。でも、その瞳はキラキラ輝いて未来への希望にあふれています。どうか健康に丈夫に成長して、しっかり勉強して将来はこの国のリーダーになってほしいと願いました。

 12時半〜14時グスマン首相とピレス財務大臣とワーキングランチ。グスマン首相は、この国の独立革命戦線の司令官としてゲリラ闘争を指揮し、インドネシア当局に逮捕され投獄されるも大衆の心の支柱として絶大な支持を得て首相に就任したカリスマ的人物です。

 非常に明るく気さくなお人柄で、私はすぐに意気投合しました。現地の言葉で「マウン・ボート」(頼れる兄貴)と呼ばれており、今後20年の国家戦略開発計画を策定するにあたっては、全国65全ての準県を自ら行脚し、住民との対話集会を一日89時間行ったタフガイです。

 「人々のために政治はある、人々が何を望むかをいつも考えている」首相は何度も何度もそう語りました。心優しくて強いリーダーを、ティモールの人々は心から信頼し尊敬しています。いまは貧しくても、この先どんな困難が待ち受けても、こういうリーダーがいる国は必ず発展すると感じました。一方で、国民の信頼と尊敬を得ていないリーダーの危うさ、国家の危機を、この国に来て痛いほど感じて悲しくなりました。わが国の北原大使は、そのグスマン首相とお互いに「兄弟」と呼び合うほどの信頼を得ており、素晴らしい活躍ぶりでした。

 ピレス財務大臣とは、今年2月の訪日の際に会談しており今回2回目です。まるで旧知の友人に再会したようにお互いに喜びあいました。やはり何度もお会いし、信頼関係を育てていくことが重要だとあらためて感じました。彼女は、実直な人柄で何でも率直に語り、首相からも厚い信任を得ています。財務大臣として、借款政策、債務管理法案、石油基金法改正案をとりまとめ、15日から始まる国会に備えている多忙な時間を割いて私に会って下さいました。

 全ての日程を滞りなく終了し空港へ。15時過ぎのフライトで東ティモールとお別れしました。2002年、21世紀になって初めての独立国、東ティモール。06年の騒乱を経て今まさに平和的に経済社会発展していこうと国を挙げて努力している国を、これまで日本政府はPKO派遣、ODAなど積極的に支援してきました。日本への信頼と期待は大きく、今後も、民主主義や人権といった価値観を共有する仲間として力を合わせていきたいと思います。

:2012年の大統領選挙、国政選挙を支援するE/N署名式に出席。
:2012年の大統領選挙、国政選挙を支援するE/N署名式に出席。

日本企業による浄水場建設現場を視察。
日本企業による浄水場建設現場を視察。

安全な水が入手できないため慢性的な下痢や発育不良に苦しむ人々が圧倒的に多いのです。
安全な水が入手できないため慢性的な下痢や発育不良に苦しむ人々が圧倒的に多いのです。

NGO「バ・フトウル」の活動を視察
NGO「バ・フトウル」の活動を視察

太鼓をたたいて、流ちょうな日本語で歌ってくれました。
以前
JICAの職員が教えてくれた「大きな栗の木の下で」が今でも歌い継がれています。
太鼓をたたいて、流ちょうな日本語で歌ってくれました。以前JICAの職員が教えてくれた「大きな栗の木の下で」が今でも歌い継がれています。

日本語教室もありました。みんな熱心に学んでいました。
日本語教室もありました。みんな熱心に学んでいました。

人として、政治家として、魅力にあふれ包容力を感じさせるグスマン首相。
人として、政治家として、魅力にあふれ包容力を感じさせるグスマン首相。

2011812()

 今朝5時半、シンガポール経由で東ティモールから帰国しました。菅首相の辞任発言を受け政局が動き出し、次の代表が誰になるのか、代表選挙の日程はいつなのか、永田町は急に慌しくなっています。

 宿舎でシャワーを浴び、洗濯機をまわし、スーツケースを片付けてお昼に外務省へ。副大臣とともにブリーフを受けたり、来月のAPECについての打合せ、政務三役会議、日パプアニューギニア議員連盟会長の樽床代議士、自民党の村田代議士から陳情を受ける等、慌ただしく過ごしました。

 たった今、東ティモールから訪日されているインフラ大臣のライ氏が表敬に来られました。お互いの信頼関係を大切に、今後も両国の関係を発展させていきたいと思います。

外務省でブリーフ。
外務省でブリーフ。

訪日中の東ティモール、ライ・インフラ大臣が表敬に。
訪日中の東ティモール、ライ・インフラ大臣が表敬に。
訪日中の東ティモール、ライ・インフラ大臣が表敬に。